心の詩2
光の小道(完結編) 五 あなたの偉大なる生命に 赫々と昇りゆく光を翳してみると 胸の内に燦々と輝く希望の種を見出すことができる 誰人も皆等しく具わるその種を 健やかに育む使命を自覚させてくれたあなたの 慈悲深き振る舞いが私の心を掴んで離さない ありとあらゆるその生命に恵みを与える智慧... 続きをみる
光の小道 四 そっとなぞるあなたの右手を握りしめ 深き祈りを捧げた日 あなたは深き眠りにつき 安穏と永遠と法性の生命を手に入れた 永遠という時の狭間で 何に触れ 何に迷い 何に喜びを感じ 何に苦慮し続けたのか その答えをあなたに問う 生きた証を私の心の奥底に残し 翳りなき眼... 続きをみる
光の小道 三 野に咲くその秋桜はあなたに似たり 大雨の日も 大風の日も 絶えることなく頭(こうべ)を天に向け凛とあり続け また天の陽を仰ぎ見て満々と笑みを浮かべる 無量無辺の蒼穹の彼方に飛び去るものの影を追い 床に突っ伏したあなたは天を仰ぎ見ては 虚空な心に問いかけ続ける 風の音 ... 続きをみる
光の小道 二 あなたと歩いたその道を 秋桜の花びらで満開にすると決めたあの日 あなたはそっと旅立った あなたとの語らいが走馬燈の如く蘇り 限りない生命の連鎖を疑い知らず そっと両の手を合わせて厳かに見送った 三世永遠の時の中で出会い 関係しあい そして共に歩んだその軌跡を 生涯の... 続きをみる
関係と絆-愛するあなたへ 二一 あなたは真心の花束を私に下さいました 桜・梅・桃・李 種々の花をお与えになりました その花は時を知り光り輝くのです 生命の根幹を染め上げる色とりどりの花 それはあなたと私そのものなのです 生命の輝きは星の瞬きに似て儚きもの そう語るあなたの生命は 久... 続きをみる
関係と絆-愛するあなたへ 二十 燦々と輝く陽の光にあなたを見たり 陽だまりに咲く秋桜にあなたを見たり 風に揺れ 露に肌をさらし 陽の光にその身を輝かせて 凛としてそこにあり続ける 姿にあなたを見たり 健気で可憐に振る舞い 人々の心に希望の種を蒔き続けるあなたよ あなたは如何なる... 続きをみる
光の小道 一 私の琴線に触れた貴女の優しさは 斜陽に愁いを露にする私の脆弱な心の襞を そっと包み込んでこの小道の先へと運んで行った 深まりゆく俗世の蟠りにそっと光を当てる貴女と その光によって威光勢力を増す私の影 貴女がそっと触れるだけで解けていく 絹糸のごとき繊細にして無垢な心 ... 続きをみる
関係と絆-愛するあなたへ 十九 斜陽に浮かぶ輝きと翳り 不信から起こる迷いに満ちたあなたの生命に 諸天・十方が動くその時を待って あなたの生命に問いかけよう この世の森羅万象の欠片を拾いし者よ 絶対の幸福を求めし者よ 己心の内に希望の灯を見出せぬ者よ 大宇宙を貫く生命の法則に抗い ... 続きをみる
関係と絆-愛するあなたへ 十八 あなたと私に必要なものを指折り数え 蒼き天を仰ぎ嘆き 哀しみに暮れる私 心に纏綿する俗欲の性とは 欠くことの出来ない水のようなものである 風が吹くたび波立ち真実を歪め映し出す けれどこの身を保つために欠かすことの出来ないもの あなたと私もまた互いに強き... 続きをみる