賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2

四季の励まし

 白梅の蕾が綻ぶ頃
 あなたと私は出会った


 春夏秋冬咲く花は違えども
 生命の営み 定めは変わらない


 人の世の定めもまた
 娑婆世界 仏界の違いがあろうとも


 あなたと私は平等に仏の種子を
 生まれながらに具えている


 だからこそあなたを慈しみ
 あなたを守り育て 礼拝し続ける


 あなたの喜び 哀しみ 迷いを知り
 私が支えとなることが私の定め 使命なのだ


 娑婆世界にこそ仏は常住し
 久遠から生命の正しき営みを説き続ける


 今春の喜びは過去の苦悩から生じ
 未来世で雅に咲き誇る


 三世永遠の時の連鎖を生命の定めと知り
 私はあなたに問いかける


 今の苦しみは未来世の喜びの瑞相である
 そう自覚したならば


 あなたの苦しみは喜びの因となり
 常に栄の時を得られ


 私とあなたは等しく仏の境涯を開き
 他をも幸福へと導く


 報恩感謝こそあなたが示し続けた
 至極の一念であり私の宝である


 今日の苦しみを喜びに変えて往ける
 あなたの真の強さを信じ


 私は今日も深き祈りを捧げ続ける


 愛しき君よ 弥増して輝けるあなたよ
 私はあなたを心から愛し続ける


 愛するあなたへ

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