賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2

輝ける生命

 生命は偉大である
 生命は尊極である
 生命は恒久であり妙である
 生命とは軽んじて語るものではない
 生命は己心に問いかけ続けることで
 輝きを放ち大いなる智慧を涌現させる
 地獄・仏・十種の境涯が人には
 生まれながらに具わっている
 一念三千世界にその答えを見出すならば
 自分の観心が一念に定まるのだ
 ひたぶるに我が生命に問い続ければ
 必ず生命は蘇生し続ける
 生命とは意図して創造するものではなく
 無量無辺の大宇宙の法則の中で
 三世永遠の生命と他の生命の機縁によって
 蘇生し続けるのだ
 生命とは無形であるとも有形であるとも
 有色であるとも無色であるともいえない
 一念に齎される媒体を介して
 無相の生命体の妙をなすのだ
 無明・法性の明鏡の双極な側面もまた
 人には具わり蘇生を繰り返す
 生命の因果の法則によって
 地獄・仏・十種の境涯が現在に顕れる
 人の終始は星の瞬き程に思えるのは
 三世永遠を流転する生命が無明に覆われ
 諸法実相を受け止められぬ凡夫の
 迷える己心に善の機根を見出せないだけなのだ
 人の迷い・悩みの世界にこそ
 仏は常住し我が己心に諸法を説き続けているのだ
 変革し得る偉大なる生命に
 永遠の幸福を

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