心の詩2
移りゆく風景と共に-愛するあなたへ
一
あなたの無垢な琴線に触れ
蒼穹の彼方に飛び去った私の心
産声を上げて飛び出したこの世界に
ありとあらゆる祝福の歓声が
上がり賛嘆され大いなる使命を背負って
生まれてきたあなたよ
生命尊厳の哲理に照らし
この世の森羅万象のほんの欠片に触れ
逡巡することなかれ
あなたと共に歩んだあの風景に同化して
あなたの心の礎に私は触れ
あなたと一つになれたのだ
慈悲の心 ありのままの報恩感謝
あなたの愛に報いるべくして
さまざまな誓いを立ててきた
富める時も貧しき時も
健やかなるときも病める時も
欠かすことの無い「ありがとう」
あなたと私は夜空の綺羅星を眺め
共に願いをかけたあの夜以来
あなたの初心な感受性と振舞が
私の心の奥底に纏綿する執着を離れさせ
旭日に晒されても何ら変わりなく
あなたとの営みが私の心を捉え続ける
愛しきあなたよ
私を支えに進みゆくのだ
愛するあなたへ