賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2

心の小窓を開いて-愛するあなたへ

 貴女の箍を外す術を知らない私は
 貴女が貴女らしさを振舞う時を
 待っている
 貴女は貴女が思うより
 素晴らしい魅力を秘めている
 それを知っているのは私だけ
 貴女もまだ気づいていない事が哀しい
 貴女の傍らにそっと佇み
 愛の賛歌を詠い続けた私だからこそ
 心の奥底に埋もれた慈悲という名の
 愛のかたちを私はこの手でそっとすくい上げる
 なんて温かな感情なのだろう
 まるで生まれたての小鳥を抱くような
 温かく無垢で健気な生命活動が
 私の心を捉えて離さない
 その姿こそが貴女本来の姿なのだ
 頑なに押し込められた貴女の愛を
 心の小窓を叩くその人々に
 大いに振る舞いその人達を
 無上の愛で抱き受け止めるのだ
 そういう貴女が一番素敵な
 貴女らしさなのだから
 そんな貴女を私は愛してやまない

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