心の詩2
心の小窓を開いて-愛するあなたへ
二
貴女の箍を外す術を知らない私は
貴女が貴女らしさを振舞う時を
待っている
貴女は貴女が思うより
素晴らしい魅力を秘めている
それを知っているのは私だけ
貴女もまだ気づいていない事が哀しい
貴女の傍らにそっと佇み
愛の賛歌を詠い続けた私だからこそ
心の奥底に埋もれた慈悲という名の
愛のかたちを私はこの手でそっとすくい上げる
なんて温かな感情なのだろう
まるで生まれたての小鳥を抱くような
温かく無垢で健気な生命活動が
私の心を捉えて離さない
その姿こそが貴女本来の姿なのだ
頑なに押し込められた貴女の愛を
心の小窓を叩くその人々に
大いに振る舞いその人達を
無上の愛で抱き受け止めるのだ
そういう貴女が一番素敵な
貴女らしさなのだから
そんな貴女を私は愛してやまない