賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2

光の小道

 私の琴線に触れた貴女の優しさは
 斜陽に愁いを露にする私の脆弱な心の襞を
 そっと包み込んでこの小道の先へと運んで行った


 深まりゆく俗世の蟠りにそっと光を当てる貴女と
 その光によって威光勢力を増す私の影


 貴女がそっと触れるだけで解けていく
 絹糸のごとき繊細にして無垢な心


 赫々と昇りゆく陽に手をかざし
 零れてくる光だけを頼りに私は迷走する


 亜麻色に輝くこの小道を貴女は駆け抜け
 私はその影を追い続けている


 貴女は私に多くの翳りを齎しては
 私の心を虜にして放さない


 足早に去っていく生の営み
 翳りを齎す老いへの憂い
 迷走の本源となる障害
 そして生の営みの終焉


 避けては通れぬこの道を
 燦々と照らし輝かす貴女のほほ笑み


 六道を離れ開き往く我が生命に祝福を
 愛するあなたへ

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