賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2

関係と絆-愛するあなたへ
十七
 あなたと私は三世永遠という時の中で
 出会いと別れを繰り返しながら深き契りを交わし
 時に愛し合い
 時にいがみ合い
 時に同苦して
 たがいの愛を確かめ合った
 共に重き病 老い 生死の苦しみを乗り越え
 互いに強き支えとなったことは運命ではなく
 長き時を幾重にも重ね合わせて
 育んできた生命と生命の結縁が齎した陰と陽の関係に似たり


 人としての一生は
 大銀河の生と形成 営みと消失の法則と類似して
 多くの苦悩 迷い 喜びそして悲しみを与えては
 無明の大海を彷徨う凡夫の性を慈悲の振る舞いに変え
 法性の大地へと誘い清き泉で真の仏性を朧に映し
 私とあなたは深き縁で結ばれた


 愛する喜びを日月問わず
 あなたの生命の深淵から沸き起こる
 情熱の熱き陽で私の朧に揺れ動く
 感性を揺り動かしながら
 強き介へと変革させ続けてくれる


 あなたにとって
 わたしにとっての絶対幸福とは
 嘆くことなく気負うことなく力強く
 あなたのその小さな手を携え歩むこと
 我が使命とは ともに生きる意義を見出し 喜びに変えることなのだ


 大宇宙の法則に抗い生きることこそ
 無明の因であり諸悪の根源なのだ
 あなたと私もまた久遠より約束された
 生命の絆を永遠に自覚しえた時に
 私の誓いは結実するのだ


 さあ立ち上がれ
 幸福の種を善き土壌に蒔き続け
 更なる高みへいざ往かん
 愛するあなたへ

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