心の詩2
四季の励まし 四 白梅の蕾が綻ぶ頃 あなたと私は出会った 春夏秋冬咲く花は違えども 生命の営み 定めは変わらない 人の世の定めもまた 娑婆世界 仏界の違いがあろうとも あなたと私は平等に仏の種子を 生まれながらに具えている だからこそあなたを慈しみ あなたを守り育て 礼拝し続け... 続きをみる
四季の励まし 三 そよ風に乗ってやってくる黎明の歌声 蕾ほころび芳しき香りを漂わせて 私のもとにやってくるあなた あなたは様々な贈り物を抱え走り出す 悩み 喜び 迷い 覚り 様々な一念 私はあなたの心の声だけを頼りに あなたの面影を追いかける 無垢な私の心をとり出だすあなたの性が ... 続きをみる
四季の励まし 二 崩れゆく白雪に希望の導を見た 津々と降り落ちる雪の結晶に あなたの朧な感受性を見た 翳りなき無垢なあなたに 希望の欠片を投げかける あなたは私の言葉を胸に そっと仕舞い込み唇を噛み締める あなたは穢れなき眼で見据えて 何を思うのか 元来の姿に戻りし あなたの... 続きをみる