賢志のブログ

丸野賢志詩集

2017年2月のブログ記事

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて-愛するあなたへ 九  否定から始まる愛は必ず破れる  分別のない愛は必ず破れる  確信のない愛は必ず破れる  私はあなたにそう諭してきました  成就しない愛に執着するあまり箍を外してしまった  あなたの顛末をゆくゆく辿ってゆくと  あなたがあなたらしさを自覚できない  無明という... 続きをみる

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて-愛するあなたへ 八  移り行くあなたの朧な心に  私がそっと触れてみる  虚ろな心と裏腹に  頑なに閉ざしたあなたの心を  魔法の言葉で問いかけながら  心の小窓をそっと叩いてみる  霞ゆく過去の記憶を捨て去り  あなたが新たな指標を見いだせるよう  あなたの傍らでそっと魔法の言... 続きをみる

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて-愛するあなたへ 七  貴女の感受性を揺り動かす魔法の言葉を  今私のこの口から解き放つことをお許し下さい  貴女の人生に幸多かれと願い  深き祈りを捧げ貴女を励まし続ける  私の振る舞いをお許し下さい  貴女は森羅万象のほんの欠けらをその豊かな感受性で受け止め  貴女の己心にその... 続きをみる

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて-愛するあなたへ 六  心の小窓をそっと叩いてみる  静寂の中に置いてきぼりのあなたの心  心と体の不調和があなたを苦しめている  あなたの苦しみの根源は生命の奥底に沈む蟠り  あなたはあなたらしさを自覚できない愚かさを恥じている  そんなあなたの心の小窓をそっと叩き  響き渡る生... 続きをみる

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて-愛するあなたへ 四  私があなたの虐げられた  愛する真心をそっとすくい上げてさしあげます  あなたは愛することに不自由なく  これまで生きてこられました  愛する事と愛される事は  あなたの振る舞い方で変わります  あなたは一切衆生の幸福を祈り  無上の慈悲で皆平等に  欠ける... 続きをみる

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて-愛するあなたへ 三  脆弱な愛は迷いによって脆く崩れ去る  脆弱な愛は一度の挫折で脆く崩れ去る  普遍の愛は他をも思いて強固になる  普遍の愛は他を尊び慈しみ礼拝して不動となる  愛とは二つの感情が存在し  自分を中心に沸き起こる感情を  恋愛と呼び  相手を中心に沸き起こる感情... 続きをみる

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて-愛するあなたへ 二  貴女の箍を外す術を知らない私は  貴女が貴女らしさを振舞う時を  待っている  貴女は貴女が思うより  素晴らしい魅力を秘めている  それを知っているのは私だけ  貴女もまだ気づいていない事が哀しい  貴女の傍らにそっと佇み  愛の賛歌を詠い続けた私だからこ... 続きをみる

  • 心の詩2

    心の小窓を開いて―愛するあなたへ 一  頑なな貴女の心の小窓をそっと叩く  赫々と昇る太陽の温もりを  貴女に届けたくて  蒼穹を飛び回る鳥たちの囀りを  貴女に届けたくて  試練の冬を乗り越え  生き生きと芽吹く生命の息吹を  貴女に届けたくて  今日も貴女の心の小窓をそっと叩く  そっと愛の言... 続きをみる

  • 心の詩2

    輝ける生命 六  生命は偉大である  生命は尊極である  生命は恒久であり妙である  生命とは軽んじて語るものではない  生命は己心に問いかけ続けることで  輝きを放ち大いなる智慧を涌現させる  地獄・仏・十種の境涯が人には  生まれながらに具わっている  一念三千世界にその答えを見出すならば  ... 続きをみる

  • 心の詩2

    輝ける生命 五  我が生命の終始を見定め  汝 我が生命をお創りになった始まりとしよう  汝 我が生命の器を形あるものにお創りになった終わりとしよう  汝に問う 如何なる機縁で此の無量無辺の大宇宙と無常なる器に  永遠なる生命を押し込め給うのか  汝に問う 我が生命の輝きを星の数だけ拾い集め  こ... 続きをみる

  • 心の詩2

    輝ける生命 四  汝は多くを失い多くを学んだ  目の前の現実は辛く閉ざされた小宇宙  けれど閉ざされた小窓を開けると  そこには無限に広がる大宇宙が展開する  星の瞬き以上に勝る速さで  瞬間瞬間の生命が天と小宇宙に輝く  胸の内に押し込められた苦しみが  一つの希望を灯すことで  もはや閉ざされ... 続きをみる

  • 心の詩2

    輝ける生命 三  輝ける生命とならしめる  唯一の方法は磨いていく事にある  如何にして磨いていくのか  生死の大海を流転する曇った生命を  如何にして明鏡へと輝かせて行けるのか  我が己心の内に具わる仏性を信じぬき  只管に祈り善意の規範に照らし合わせて  行動し往くのだ  発心した生命の善知識... 続きをみる

  • 心の詩2

    輝ける生命 二  生命とは有形と云えば無形であり  無形と云えばその実態は如実に現れる  法性の明鏡に翳せばその姿は実相となる  これこそが生命の妙である  生命は磨けば磨くほどに輝きを増し  他の生命をも輝かせる  常に輝ける生命に触れ続け  触発されるわが生命を  我が己心の器を苗床に定めて ... 続きをみる

  • 心の詩2

    輝ける生命(7) 一  生命には輝ける資質が本来的に具わっている  その生命が最も輝くのは  溢れ出る慈悲の愛に目覚めた時だ  誰かを慈しみ  誰かを慕い  誰かを尊敬し  誰かのために祈り主体的に行動を起こす時に  あなたの生命は偉才を放ち  勝利の大功徳が厳然と現れるのだ  一度輝きを放った生... 続きをみる