心の詩2
自問自答
一
私は闘っている 何と闘っているのか
時間の狭間で迷い遠のく意識と闘っているのか
限りあるものに憂いを感じている自分と闘っているのだ
形ある物は壊れ 色あるものは褪せていく
それが自然の摂理なれど外界の苦しみを
不幸と呼ぶならば私の苦しみは不幸なのだろうか
私はあなたを見つめて今日も問い続ける
心の奥底に眠る無垢な感受性を呼び覚ます
希望の灯をあなたの内界に見たり
我が魂の叫びに呼応して
光り輝く希望の種を我内なる小宇宙に見たり
希望とは何か 幸福とは何か
自問の答えを己心に求め乗り越えてゆくのだ
試練の冬は必ず歓喜の春へ移りゆく
信じる心一つを磨きゆくのだ
何を信じ 如何様にして磨くのか
ありのままの自分とは
桜梅桃李即ち種々の個性を変えることなく
自身の善き振る舞いを貫き通すこれを磨くともいうなり
磨けば磨くほどに輝きを増す生命の賛歌を
高らかに謳い威風堂々と乗り越えゆく
強き生命よ 慈悲深きあなたよ
勝鬨を上げいざ立ち上がれ