賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2

光の小道

 あなたと歩いたその道を
 秋桜の花びらで満開にすると決めたあの日
 あなたはそっと旅立った


 あなたとの語らいが走馬燈の如く蘇り
 限りない生命の連鎖を疑い知らず
 そっと両の手を合わせて厳かに見送った


 三世永遠の時の中で出会い 関係しあい
 そして共に歩んだその軌跡を
 生涯の生きる糧として
 また明日も私は歩みだす
 
 別れの暇(いとま)を嘆くより
 なすべき使命を心に刻み
 私は朗らかに歩み続けるのだ
 それがあなたと私の結縁であり
 大生命の法則なのだから


 あなたへの報恩感謝が尽きぬまで
 この光の小道を威風堂々と歩み
 またあなたと結ばれるその日まで
 秋桜という希望の種をまき続けよう


 森が絶え荒れ果てようとも
 野に咲く一輪のこの花は枯れることなく
 生命の偉大さを標すのだ


 決して冷めやらぬ情愛を
 希望の導に旅立ったあなたに捧げます
 愛するあなたへ

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