賢志のブログ

丸野賢志詩集

賢ちゃん日記-4

今晩は❢日頃より一読いただき有難うございます。
私は人に言葉が伝えられない・考えがまとまらない障害を持ち
そのリハビリの為、色々と長文・短文・詩・随筆等を
投稿させて頂いておりますが、不快な表現等ありましたら
予めお詫び申し上げます
今後もご一読いただければ幸いです。
それではお休みなさい(-。-)y-゜゜゜

心どこかに-16

 今宵も夜が更けて参りました
今宵は、フランク・シナトラのサウンドに聴き耳を立てながら
若かれし頃の夢に、浸って参りたいと思います  
    当時在日中国人に対する差別は、人権問題に迄発展しておりました 各地で、指紋押捺拒否による不当逮捕がその一例です 中国では指紋を採取することは、犯罪者と区別するという考え方があり 人権を侵害するものであるという主張がありました 確かにユダヤ系移民は衣服に星マークを付ける事を義務付けられていた という差別化と本質的には変わらないと、マスターK氏の意見に賛同致しました その当時、外国人登録証の発行の際、指紋押捺が義務化されており 帰化した外国人が、日本に在住する上で避けては通れぬ手続きでした しかしその後その問題は人権運動迄発展していきますが、平成5年に 正式に指紋押捺廃止となりますが、当事者である在日中国人、在日韓国人 在日朝鮮人の反日感情は、日常的に感じる事が出来た時代です そんな中、日系2世以降の在日外国人の人権を守る会が俄かに発足されるなか 私の身の回りでも、夜を徹して人権を守る会の座談会が開催されていました そんな中人権問題を題材に史劇を開催する方向で意見交換が行われ 私もその一翼を担う事をお約束したのです その決断に迷いはありませんでした これまで障害者、在日外国人、宗教間紛争等のテーマを重く見ていた 私にとって断る理由は見当たらなかったのです 「純ちゃん!脚本書いてよ」とのマスターK氏の一言に 二つ返事で私が書きますと、約束し脚本、詩を書き始めたのです 此のことが切っ掛けとなり、私の被差別思想の根絶を 私の使命と自覚した切っ掛けとなったのです 万人平等の精神を主張する私に感銘を受けた、舞台監督T夫妻から 大激励と連日の御もてなしを受けながら着々と進められた舞台は その後、近隣地域に住む在日外国人の間で話題となり 舞台は大盛況の内に幕を閉じたのです この時に得た思想観は後々、私の宗教観・人生観に大きく影響されていくのです  
 マッチ擦る
   束の間海に霧深し  
    身すつるほどの    
     祖国はありや          
             -寺山修司氏作-
此の詩がその当時心に、焼き付いた詩の一つです
おしまい
世界平和と一切衆生の幸福のために
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経
合掌

心どこかに-15

  今宵も宵の口を迎えて参りました
今宵は、ジョン・コルトレーンのサウンドに聴き耳を立てながら
若かれし頃の夢に、浸って参りたいと思います  
  時を更に遡る事1年前、これまで学んできたアルベルト・アインシュタイン 博士の理論相対性理論にのめり込んでいた頃の事です
NHKのとある番組でアインシュタイン博士が過去に来日されたニュースが放映されました
そしてドイツ在住当時の処遇、ユダヤ系ドイツ人への差別・迫害等 その当時の世相が明らかにされていきました
その頃、私に生まれて初めての転機となるキリスト教との出会いが訪れました
福音教会を訪ね入信を決意し、翌月に入会するのでありました そしてキリスト教の観点から見た至上主義の誤りについて学び始めたのです
その後信仰を通じて生命尊厳とは、生まれながらの罪とは 至上主義の本質とは、戦争・紛争の悲惨について研究を始めたのです
又その頃アンネ・フランクの生涯を綴った書と出会い 続いて9版刷りの「アンネの日記」の書に行きついたのです
思春期を迎えたアンネの成長日記と出会った事で運命が大きく変わる事となります
その後、理系の学校から文系のカトリック系の学校に進学し ホロコースト、公民権運動等を犯罪心理学の観点で研究を始めたのであります
ホロコーストとは【第二次世界大戦中のナチス・ドイツがユダヤ人などに対して 組織的に行った大量虐殺を指す】(Wikipedia) 公民権運動とは【1950年代から1960年代にかけて、アメリカの黒人(アフリカ系アメリカ人)が、公民権の適用と人種差別の解消を求めて行った大衆運動である】(Wikipedia)
反ユダヤ系ドイツ人、アフリカ系アメリカ人の人権について突き詰めていくのです そして研究を続けると共に、自由研究で選考していたウィリアム・シェークスピア との出会いを切っ掛けに、性同一性障害者の差別問題(中世時代イングランド) に行きつきます
それぞれの研究を始めて、2年後のとある日曜日 教会でのミサの帰る道すがら2度目の転機となる、喫茶dorumenとの出会いがあったのです
当時の住まいから歩いて僅か5分の所に立ち 外見はさながらアメリカ西部の開拓時代を思わせる一風変わった佇まい 内装はアンティーク調の灯りに・数えきれない程の小物が所狭しと並べられていました
昼間は喫茶、夜間はアンティーク・バーに大変身しました
そして店に通う事数週間後、運命の出会いとなる劇団四季の舞台監督Hさんと出会う事となるのです 隣り合わせに座り、舞台談議に華を咲かせていた時にふと「アパルトヘイト」-【アフリカーンス語で「分離、隔離」の意味を持つ言葉で、特に南アフリカ共和国における白人と非白人(黒人、インド、パキスタン、マレーシアなどからのアジア系住民や、カラードとよばれる混血民)の諸関係を規定する人種隔離政策のことを指す】について話が及んだのです
話の切っ掛けは、当時在日中国人の不当差別問題(指紋押捺問題)から端を発したのです  
    続きは次回につづきます
世界の平和と一切衆生の幸福のために
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経
合掌