賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2


輝ける生命(7)



 生命には輝ける資質が本来的に具わっている
 その生命が最も輝くのは
 溢れ出る慈悲の愛に目覚めた時だ
 誰かを慈しみ
 誰かを慕い
 誰かを尊敬し
 誰かのために祈り主体的に行動を起こす時に
 あなたの生命は偉才を放ち
 勝利の大功徳が厳然と現れるのだ
 一度輝きを放った生命は
 無明の暗国土を隅々まで
 照らしその根源に纏綿する諸悪を戒め
 善根の苗床を生命に刻み植えつけるのだ
 生命の輝きが弥増して
 善悪の規範を明確に映しだし
 善なる御振る舞いをひたぶるに貫き通し
  幸福軌道へと走り往くのだ
  さあ立ち上がり
  いざ勝利の凱歌を胸に進みゆけ


 最後まで読んで頂いた皆さま!本当に(人''▽`)ありがとう☆
昨年発売:丸野賢志作「心の詩」は、本ブログから生まれ、人を励まし慈しむ事を喜びとしている私の渾身の一書ともなり、このブログを通じて知り合い、交流のあった方々の支えがあって、フリーではございますが作家の道を歩む事となり、「愛」とは何か…人を支える事の素晴らしさや喜びを伝えていければよいと思っております。今後ともよろしくお願いします。

遅咲きの恋


 これまで多いとは言えないが、それなりの恋愛を経験してきた。

人の心に触れることは、その人の個性を受け入れていく上で、大切な事だ。

これまで多くの人と言葉を交わし、多くの心のかたちを見てきた。

本当に数えきれないほどである。

時にはその人の深い悲しみに触れ涙することしか出来なかったこともある。

そんな時、私は常にその人の希望の種となる確信へと導いてきた。

その人笑顔と確信に満ちた喜びを顕すまで常に寄り添い続けた。

その関係性の中に恋愛という不安定な感情はなかった。

言い換えれば親が子供に抱く無償の愛を真の愛と確信していたからだ。

その愛の中には苦悩も・喜びも分かち合う同苦の心が心肝にあったからだろう。

 恋愛の感情に流され自分を見失ったことがなく、自分は冷徹な心の持ち主であるのではないかと自分を責めたこともある。

自分を責めても答えなど出るはずもなく、その人との関係は友の域を超えることはなかった。

そんな自分が、FBで一人の癌末期の彼女と出会い、多くの語らいを重ねる中で、男と女の恋心を教えられたのである。

たわいのない会話が、何よりも楽しくて、嬉しくて、その人を心から愛おしく思える。

同苦する気持ちはかつてよりあったが、同情の気持ちよりも、愛する気持ちが優位に働いたのだ。

その人が望むことは、何でもしてあげたいと思えるようになり、遠く離れた地を訪れるようになり、愛を確かめ合う関係もあった。

そんな中、何より辛い事は、その人が苦しみの渦中にあっても、隣に居て連れ添ってあげられないことだ。

電話越しにむせび泣くその人を抱きしめてあげられないことだ。

自分の不甲斐なさに何度涙したことだろう。

これが恋という感情何だろうか?

今日も一人、自分に問い続ける。

明日も、明後日も、その後も自分に問い続け語り続ける事にする。


最後まで読んで頂いた方、本当にありがとうございます。

心の扉を開いて‐4

私があなたの虐げられた
愛する真心をそっとすくい上げてさしあげます
あなたは愛することに不自由なく
これまで生きてこられました
愛する事と愛される事は
あなたの振る舞い方で変わります
あなたは一切衆生の幸福を祈り
無上の慈悲で皆平等に
欠けることの無い愛を分かち合ってまいりました
そのあなたの心に蟠りを生んだ原因を
そっと取り除いて差し上げられるのであれば
私の御霊をあなたの聡明な頭上に捧げ
諸天を揺り動かす程の祈りを納めて参ります
あなたの心の扉をそっと叩いて
飛び出してくるものを拾い集めてみると
悩み・苦しみ・迷いが根本となる感情が
法性の明鏡を曇らせていることが分かります
あなたが何に悩み・何に苦しみ・何に迷っておられるのか
魔法の言葉でそっと触れて差し上げたいのです
私一人ではあなたの虐げられ閉ざした心を
解き放つ術を持ち合わせておりません
私にあなたの無上の愛をお与え下さいませ
私の未完成な愛が触発される術を
もうあなたは御存じな筈です
私が無上の愛に目覚める為に必要な
生命の輝きをあなたはお持ちなのです
この宇宙の森羅万象の陰陽に魅せられ
箍を外してしまった私の朧な感性を
包み隠さずあなたの御城に献上し
私の情熱で煮えたぎった生命の欠片を
あなたの胸の内におしまい下さいませ
私はあなたの悩みの欠片にほんの一瞬でも触れ
あなたの涙を諸天の御座に捧げ続け
あなたの清浄なる生命に永遠たる輝きを
与える使命を誓願し続けました
あなたの苦しみの欠片をほんの一瞬でも触れさせ給えと
深き祈りを捧げ絶やしたことはありません
私があなたの迷いの因果となっていることは
私の不本意な生まれながらの業なのです
あなたが三つの宿業を
お一人で背負いになられたことが私の罪なのです
どうか私の叩いた小窓からそっと
芳しい愛の美酒を私の罪深き
生命の欠片にお掛け下さいませ
私が正常な生命に昇華する姿を見せる事こそが
私の唯一の贖罪なのです
あなたを愛する私に魔法の言葉を唱えさせ給え