賢志のブログ

丸野賢志詩集

心の詩2

輝ける生命

 汝は多くを失い多くを学んだ
 目の前の現実は辛く閉ざされた小宇宙
 けれど閉ざされた小窓を開けると
 そこには無限に広がる大宇宙が展開する
 星の瞬き以上に勝る速さで
 瞬間瞬間の生命が天と小宇宙に輝く
 胸の内に押し込められた苦しみが
 一つの希望を灯すことで
 もはや閉ざされた汝の小宇宙は
 数えきれない幸福の種の輪郭を
 端々にまで感じることが出来る
 その幸福の種を一つ一つ
 健やかに育んでいくことが
 汝の生まれながらの使命である
 その御振る舞いこそが
 汝の慈悲深き生命活動の
 要諦となっていくのだ
 希望のひかりとは
 汝にとって如何なる力用をなすのか
 汝にとって障害・困難とは
 もはや虚ろな小宇宙の翳りではないのだ
 諸天をもゆり動かし威風堂々の生き方へと
 変革した個性以外の何物でもない
 眼前の眺望に曇り眼を磨き見開き見据えて
 己の闊歩し往く道を地に足付けて
 見定めてゆくのだ
 汝にとって桜梅桃李の生き方とは何か
 地涌の使命に照らし合わせて
 今一度己の小宇宙に問いかけるのだ
 凛としたその小宇宙に木霊する
 その言霊をその胸の内に刻み込み
 他の生命をも照らし往く
 偉大な魂よ
 汝須らく全生命の幸福の種を触発し
 見事大白蓮の大輪を咲きほこらせていくのだ
 汝開き往く境涯を
 ありのままのその姿で
 他をも導き燦々と
 大生命を輝き照らす太陽となっていくのだ
 汝の輝ける生命よ永遠たれ

心の詩2

輝ける生命

 輝ける生命とならしめる
 唯一の方法は磨いていく事にある
 如何にして磨いていくのか
 生死の大海を流転する曇った生命を
 如何にして明鏡へと輝かせて行けるのか
 我が己心の内に具わる仏性を信じぬき
 只管に祈り善意の規範に照らし合わせて
 行動し往くのだ
 発心した生命の善知識となり
 常に守り導き慈悲の心で育ててこそ
 未来の宝はさらに輝きを放つ
 行く末を担う者たちよ
 健やかにそして聡明に
 己心の内に価値創造し往く
 その道を威風堂々と勝ち進め

心の詩2

輝ける生命

 生命とは有形と云えば無形であり
 無形と云えばその実態は如実に現れる
 法性の明鏡に翳せばその姿は実相となる
 これこそが生命の妙である
 生命は磨けば磨くほどに輝きを増し
 他の生命をも輝かせる
 常に輝ける生命に触れ続け
 触発されるわが生命を
 我が己心の器を苗床に定めて
 生死生死と繰り返す三世の生命に
 無限の可能性を見出し変革しゆくのだ
 生死の悩み・苦しみをはなれ
 常楽我浄の境地を得んがために
 様々な行を試みてきた
 ゆえにわが生命は一段と輝きを増し
 わが生命境涯が六道を離れ
 さらに境涯が開けたのだ
 深き信と行動こそわが生命を一乗へと導く
 唯一の道なのだ