賢志のブログ

丸野賢志詩集

心どこかに-13

 今宵も夜が更けて参りました
今日もウィスキーグラスを片手に
雪見酒と洒落こもうではありませんか  
アンティーク小窓をそっと開けると
吐息が白く広がり 降雪に紛れて、ほのかな温かみを感じるこんな夜は
子供の頃の原風景に思いが向かいます
深々と降る雪の中、暖を求めて 只管に雪の小道を歩いて往きます
行き交う人の影もなく只一人で街灯を頼りに
只管家路に向かいます
新雪積もる雪の上に獣の小さな足跡が無数に広がり
右往左往した、真新しい足跡がそこにあります
狐や狸、鼬の群れなのでしょうか
大きい足跡の傍らで小さな足跡が後を追います
そこに紛れ私の小さな足跡が此の小道に深く刻まれて往きます
ほんの束の間の回想から現実に戻り
アロマキャンドルに火を灯すと
斜陽の如く机と花瓶の花束に長い影を落とします
今日も書きかけの原稿紙にペンを走らせながら
壮大な雪景色を思い浮かべます  
  広大無辺な大空に
     雪が深々舞う夜は  
         生命活動粛々と     
             内に秘めたる誓願を    
        見事果たさん祈りをば
     我が一念に刻みつつ  
  歩む足取り大地踏みしめ
  宵が明けつつ、朝焼けの気配が凛と澄み切った夜空に漂い始めました
静まり返ったこの部屋の灯りもいよいよ尽き果てようとしています
漂う心を一つに纏めるように、
今日も朝のお勤めに入ります
世界平和と一切衆生の幸福のために!
南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経
合掌


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