心の詩2
四季の励まし
五
艱難辛苦の綻びを桜の蕾に見たり
寒暖の激しきこの娑婆世界で
生命の営みが定めを知り開花する
冬から春へ硬き蕾を綻ばせる
春風と旭日の陽に照り輝き
頑なな一念を真紅に染め
あなたと私の営みが織りなす
生命の輝きと栄光が
燦々と降り注ぐ旭日の陽に似たり
あなたと私は必然的に出会い
許されぬ片思いに胸焦がして
あなたを待ち続ける
励ましの奏でが時にあなたを
人 天の境涯に誘い平穏を与え
時に苦しみと葛藤へも落としている
そんな私の罪深き振舞を許し給えと
幾万の祈りに乗せあなたに届ける事が許されるならば
この拙き便りはあなたへの深き愛の証と示し明かそう
時に母となり時に父となり
慈悲の心を説いてきた
それが私の愛の形なのだ
聡明で愛しきあなたよ
生死と叶わぬ定めを知り
その苦悩を乗り越える智慧を与えたまえ
燦燦と降り注ぐ旭日に向かい
健やかあれと今日も祈り続ける
愛するあなたへ