七
貴女は森羅万象の真理をその胸の内に秘め
今日も笑い愛の讃歌を振舞われました
貴女のお零しになられる美酒を求めて
貴女の歌声に誘われ陸続と押し寄せる者たちに
尽きることのない愛を分かち与え
貴女は常にその者の生命を
無上な生命へと昇華させ続けています
過去の貴女の脆弱な生命はもはやこの宇宙の塵となり
多くの者に新しい息吹を吹き込み続け
魔法の言葉を囁き無垢な生命を与えているのです
三世の時を経て尚成長し続ける無垢な生命は
貴女自身の当体に他ならない
貴女がその生命の始まりを創造されたのです
貴女は崩れることのない幸福を手に入れ
傍らではしゃぐ私を抱きしめ
高ぶる感情を心の奥底におしまいになられました
迷いの境涯を流転する私に一片の光明を翳され
私の生命に希望の種を蒔かれました
私は貴女を愛するあまり
理性のたがを外し迷走の森を彷徨いそうになったその時
温かく力強いその御手を私に差し伸べ
無明の闇からお救いになられました
貴女こそが私を生かし続ける導となり
多くの岐路に立つ私の足元を照らす
希望の陽を燦々と与える拠り所なのです
私の希望は貴女自身の心そのものなのです
醒めやらぬ私の虚ろな愛を貴女は
そっとその御手に掬い取り
清浄なる泉の底にそっと沈め
その泉より出でる無垢な私の心に
祝福の讃歌をお届けになりました
もはや私の愛に一片の陰りもなくなり
貴女への思いは真の光を放ち輝き始めました
貴女と永遠に繋がった喜びに胸躍らせて
新たな旅立ちを今まさに迎えようとしています
貴女の与え給うた尽きることのない
無上の宝をこの小さなポケットにしまい
今旅立ちます
愛しき貴女を求め続けて
六
移り行くあなたの朧な心に
私がそっと触れてみる
虚ろな心と裏腹に
頑なに閉ざしたあなたの心を
魔法の言葉で問いかけながら
心の小窓をそっと叩いてみる
霞ゆく過去の記憶を捨て去り
あなたが新たな指標を見いだせるよう
あなたの傍らでそっと魔法の言葉を囁きながら
あなたの感受性を揺り動かし続ける
憂いと迷いに満ちたあなたの心を
ほんの瞬間でも自由に向かって
羽ばたかせたくて
私はあなたの心の小窓を叩き続ける
私の魔法の言葉に呼応して開きかけた
あなたの心の小窓に暖かな希望の灯を燦々と照らし
あなたの朧な心の襞を紅く染めあげる
私の醸した音律を規範に希望の一声を上げるあなたへ
私が贈る最後の言葉「愛してる」
あなたはすでに自由を手に入れたことを自覚させるため
私が放つ言霊があなたの心に響き渡るその時を待って
私があなたの背中をそっと押す
もはや振り返ることなく歩みゆけ
愛しきあなたよ
五
貴女の感受性を揺り動かす魔法の言葉を
今私のこの口から解き放つことをお許し下さい
貴女の人生に幸多かれと願い
深き祈りを捧げ貴女を励まし続ける
私の振る舞いをお許し下さい
貴女は森羅万象のほんの欠けらを
その豊かな感受性で受け止め
貴女の己心にその真実を納めて以来
貴女の中に小さな蟠りを生んだ事を
私は感じ取ったのです
貴女自身の拠り所が変わったのではなく
貴女の生命自体が変革されたのです
生命の変革に貴女は戸惑い
一微塵も疑わなかった貴女の一生に私は触れました
貴女が如何なる苦難をも使命に変えていく術を
私が貴女に託すことをお許しになられたことで
私の中で生涯の宝として心の奥底に残り
今 尚唯一の希望の灯として燃え盛っています
もはや貴女の心は固い扉の影すら残さず取り払われ
自由への道をお開きになられたのです
貴女自身に戸惑いの心が芽生えたことは
確信を得るための瑞相にすぎません
生命の変革を実感した時の喜びを
共に分かち合うために
私は貴女に魔法の言葉をかけます
貴女は決して穢れて生まれてきたのではなく
貴女は決して生を受けた事で
罪深き懺悔の心に捉われるのではなく
純真無垢な生命を選ばれて持ち
生まれてきたことを無上の喜びとして
貴女は生きるべきではないでしょうか
貴女の生きる規範を変えることなく
無垢な生命を保ちゆくのです
種々の迷い苦しみが貴女自身を傷つけることなく
聡明に力強く生きるのです
貴女の生命に具わる仏の境涯を涌現させて生きるのです
貴女の心にある善の真心に私は触れました
私は貴女を心から信じます