八
　あなたと出会ったのは必然
　私が求道を起こしたのも
　あなたがこの世に生を受けたのも必然

　あなたと共に障害という壁を乗り越え
　さらに人生を豊かにすることを目指して
　私は未来世であなたと出会い
　固い絆で結ばれることを誓願して生まれてきたのだ

　生死生死を繰り返し
　人生という崇高な営みに
　一喜一憂する私とあなたの一念に
　脆き器より溢れ出る
　旭日が齎す輝きに似た感情

　生ある定めに抗わず
　安穏求め生きていくことを祈るならば
　厳しい冬を乗り越え
　歓喜の春を迎え
　一段と逞しき生命に変革したことを
　確信していくべきではないでしょうか

　陽が西から東へ移ることなく
　冬が秋へと戻ることなく
　流れ落ちる水が脆き器に戻ることの無いように
　この世で起きるあらゆる出来ごとは
　終焉と蘇生の連続なのです

　その身の姿 形は変われども
　その本質は不変であり
　後退はなく進化だけなのです

　生の営みは滔々と流れる川のごとく
　一滴の雫から始まり
　多くの生命を育む大海へと注ぎ
　生命の母となっていくのです

　あなたと私も又同じバイオリズムで
　法性の大地を巡って三世永遠に
　出会い固き絆で結ばれ続けるのです

　愛する君よ
　愛しきあなたよ

　今まさにあの蒼穹の先を目指して
　飛び立つその時なのだ
　愛するあなたへ

ただいま❕
最近まで大病を患い、闘病を続けていましたが、
先日病巣も無くなり、緩解を迎えることが出来ました。

創作活動も再開出来る目途も立ち、又「あなたへの手紙」を
連載していく事となりました。

今後の活動目的は、「心の詩」同様に、障がいや大病を患う友を、
励まし、自分自身も気づきをもらおうというものです。

私の拙い詩を読み様々な「気づきを頂きありがとうございます」
と愛読者カードを介しお言葉を頂き、
物書き冥利に尽きる最高のプレゼントを頂きました。

これからも、精魂込めて謳って参りたいと思います。

応援よろしくお願い致します。

七
　あなたの生命に輝きが戻った
　あなたの心に纏綿していた深い轍が
　数多な希望の欠片で埋め尽くされ
　もはや障魔が付け入る余地もない
　あなたはこの蒼天を見上げ
　輝ける未来をそのキャンパスに向かい
　七色に輝く希望を描きながら
　徒然に言葉を紡いでいく

　心と体の不一致があなたを悩ませていても
　あなたのその生命自体は瑠璃色に輝いている
　凡夫であるが故の苦悩も
　法身の誓願 使命に変えて
　悠々と乗り越えていける智慧を
　勝ち開けるあなたよ

　この俗世にこそ常住される仏に触れ
　伴に歩み往くならば
　あなたもまた最高の境涯で
　生死生死を繰り返しながら
　三世永遠に法性の大海を渡り切っていけるだろう

　あなたは愚者でも大罪人でもない
　聡明な賢者となりゆく素養を兼ね備え
　諸法実相を受け入れた時に
　あなたの生命が尊極であり偉大であることを
　自覚し得るだろう
　偉大な生命に幸あれ
　愛するあなたへ