賢志のブログ

丸野賢志詩集

輝ける生命-5

我が生命の終始を見定め
汝、我が生命をお創りになった始まりとしよう
汝、我が生命の器を形あるものにお創りになった終わりとしよう
汝に問う、如何なる機縁で此の無量無辺の大宇宙と無常なる器に
永遠なる生命を押し込め給うのか
汝に問う、我が生命の輝きを星の数だけ拾い集め
この器を満たし続け給うのか
汝に問う、この器に何故諸法実相の欠片を意として投げ入れ
虚ろにも無量にもし続け給うのか
汝に問う、我が生命を仏国土に凡夫として召し遣わせ
無明の苦しみを我が法身の御霊に与え給いて
無間の地獄と無上の浄土を等しくこの器に乗せ給うのか
須らく生命の妙を解かせ給え  
我が己心の内に押し込められた輝きを  
星の瞬き程に解き放ちて  
全生命の糧とならしめ給え  
我が祈りを十方・諸天に捧ぐもの成り

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