賢志のブログ

丸野賢志詩集

生命論-1

 生命とは無始無終の連続的、永遠を秘めている  
生命とは宇宙そのものを指し  
宇宙の法則そのものが生命活動の基本原理である  
宇宙を大生命に譬え三世永遠の生命の実相を  
森羅万象の中にみていくのである  
生命とは一念一念の連続的、永遠性を 本質として存在し
誰人の創造物で無いのが生命である
人としての生死は宇宙の活動の一環として
永遠に繰り広げられ
何某かの機縁によって生と成し
人として様々な縁に触れ営みと成し
弱化して死となし宇宙に帰するのである
宇宙の大生命は人の小宇宙の当体であり
機縁によって様々な実態を成し生老病死を成すが
その諸現象は宇宙の法則によって
常に初心な母体として再生を繰り返し
新たな始まりと終わりを迎える
終わりと始まりの間には実体はなく
あるのは無であり有である
有と論ずれば実体はなく
無と論ずれば有と現れる
又架空の浄土で存在すると論ずれば
此の根拠はそんざいしない
是こそが生命の妙である
人として元来具わる仏の智慧を
経王に学び体得した御本仏に問う
生死生死と法性の大地をめぐり
常にこの娑婆世界に常住して
幾万億の衆生に仏の智慧を与え
如何なる境地へと誘われるのか
終始無き生命の活動の本源を大宇宙の法則に照らし
尺度の及ばぬ此の大宇宙の輝きが機縁として
生命活動が始まると考えるならば
その輝きを発する当体も又
大宇宙の機根として具わった一側面なのであろうか
論ずれば論ずる程に生命とは妙である


次回は生命論-二で論ずる事とします

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