賢志のブログ

丸野賢志詩集

アンネの日記-6

 「アンネの日記」-1942年6月24日水曜日・6月30日火曜日・7月3日金曜日・7月5日日曜日  
  この頃になると「シオニズム運動」(ユダヤ人の独立国家建国運動)が、オランダ国内で盛んに行われる中、ボーイフレンドのハリーとの交際が始まります。交際といっても、晩の8時以降は、外出禁止令が発令されていたため、夜の外出は危険が伴うものでした。又日常生活でも公共交通機関を利用出来ない等の差別があり、支障を来たす状態であった事が、この頃の日記の中から伺えます。又財産没収や強制連行等の危機も迫っていました。そしていよいよ、父(オットー・フランク)から、隠れ家生活を始める事を告げられ、アンネの心は不安へと駆り立てられていきます。


「アンネの日記」-1942年7月8日水曜日「隠れ家へ」につづく

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